Message body

気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

健康開運スイッチ「合谷」の効果とは

健康雑誌「ゆほびか」元編集長の西田普さんが体にある健康開運スイッチ、身体にある最強のツボの1つと紹介されていました。それは「合谷(ごうこく)」です。 普段、私も教室の準備体操で「合谷」を押さえることを入れておりました。「合谷」は中国では顔や…

站椿功の効果

以前、「站椿功」について書きましたが、站椿功を行うと様々な効果がたくさんあります。外見は静止しているように見えますが、身体の中は大きな変化が起こっています。 どのような効果があるのか挙げてみましょう。 呼吸量増加(呼吸をスムーズにし、胸の息苦…

太極拳の身法の5つの基本要項

太極拳を学ぶ上で身法の学習はとても重要です。身法の中でも主要な5つの要項、「松肩」、「沈肘」、「含胸」、「抜背」、「裹裆」をご紹介します。 1.「松肩」(肩のゆるみ) 肩、肘、手首は連動しているので、肩関節が緩むと全身の力が手に集中します。肩…

冬至

今日は冬至です。 最も日照時間が短く、夜が長い日です。でもこの日からだんだんと日照時間が長くなっていくので冬至は好き、という方もいらっしゃいました。 昨年、「一陽来復」(冬至の別名)でも冬至について紹介しておりますので、参考になさって下さい…

五官と五臓

東洋医学では、身体の五官と五臓には密接な関係があり、五官の働きを観察することで五臓の健康状態を知ることができるとされています。 東洋医学でいう五官とは、口、目、耳、鼻、舌のことで、五臓とは、心、肝、脾、肺、腎のことです。 『黄帝内経』では、…

呼吸は「細く、均一に、深く、長く」

導引養生功、健身気功の呼吸の要件に「細く、均一に、深く、長く」とあります。 「細く」 どのくらい細くなのでしょう?羽を口と鼻の前に置いて息を吐くと羽が動かないくらいだそうです。《摄生三要》 「均一に」 呼吸サイクルの持続時間がほぼ等しく、吸気…

季節が人の身体へ及ぼす影響

春は温かい 夏は暑い 晩夏は湿気がある 秋は涼しく乾燥する 冬は寒い このような季節の変化は人体に影響を及ぼすので、人の身体は自然界の気候の変化に適応しなければなりません。 四季は五臓にも関係します。 肝気は春、 心気は夏、 脾気は晩夏 肺気は秋 腎…

昼夜と人体への影響

朝、昼、夕、夜の陰陽の変化は人体に影響を与えます。 「黄帝内経」の≪霊柩≫によると一日は四時、4つの季節に分けられ、朝は春、昼は夏、夕は秋、夜は冬に相当します。 「黄帝内経」の≪素門≫によると日中は体内の陽の気が身体の外に向かって出て人は陽の気…

重陽節(ちょうようせつ)

10月4日(旧暦9月9日)は中国の「重陽節」(ちょうようせつ)です。 陰陽論で奇数は陽、偶数は陰です。 9月9日は一番大きな陽の数9が2つの重なり(重陽)、陽が強すぎて縁起が良くないとされ邪気払いしたそうですが、やがて吉祥の日となったそうで…

秋分

今日は二十四節気で秋分です。昼と夜の長さがほぼ等しく、これから能動的で外側に向かってたいた陽のエネルギーが減り、内側に向かっていく陰のエネルギーが増えてきます。 9月は夜の涼しさを防いで、心肺を保護するようにして下さい。涼しくなるので体を露…

処暑(しょしょ)

最近、ブログをなかなか更新できなかったのですが、太極拳の名家の大先生から「今日は処暑ですよ」とlineをいただきました。 24節気では8月の立秋の方が聞き馴染みのある言葉ですが、「処暑」を調べてみますと、立秋を迎えると暑さは涼しくなり、「処暑」で…

心(しん)

「心」(しん)は五行学説では火に属し、陰陽理論では大きな陽の太陽に属します。 「心」の陽の気は心臓の鼓動を促し、全身の血液や血管を温めて滑らかにし、精神を刺激します。 「心」は五つの感情の五志(怒、喜、思、悲、恐)の喜びと関係があります。喜…

夏至

今日は夏至です。1年で最も昼の時間が長日でく、陽のエネルギーがとても高い日です。 今の時節の初夏6月は疲れやすく熱中症にもなりやすいので養生の習慣が大事です。 夜はゆっくり目に床に入り、早起き、昼寝をすると効果的です。夏は昼が長く、睡眠が邪魔…

座りっぱなし

「五労」の中の「座りっぱなし」について調べていましたら、豊橋ハートセンターのコラム記事をみつけ、興味深かったので、ご紹介したいと思います。 日本は座る時間が1日平均8時間で20ヶ国中1番長い「座りっぱなし大国」とのことです。 1日9時間以上座って…

五労七傷

国際健身気功連合会のWeChatの健身気功小彩蛋の中で「五労七傷」のお話がありました。 「五労」は、心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓の五臓の過労を意味します。 中医学で「五労」は、見過ぎ、横たわり過ぎ、座り過ぎ、立ち過ぎ、歩き過ぎの5種類の過労を指します…

春分

今日は春分です。 昼と夜の長さがほぼ同じになり、陰と陽のバランスが整う日です。この日から昼間の時間がだんだん長なり、夜が短くなっていきます。 スピリチュアルの世界では宇宙元旦として賑わっているようです。 中国健康時報によると、春は病気が多発す…

へそ

へそは生理学的にいっても人間の身体のシンボルですし、健身気功の練功でも重要な役割を担っています。 例えば、「易筋経」の≪三盤落地式≫で『晦』(ハイ)と発音して呼吸吐納(濁気を吐き、清い気を吸い込む)しますが、へそを中心に行います。 「八段錦」…

邪気

YouTube動画まなびば~東洋医学~「邪正盛衰」で医療気功治療家の前田先生が必要な気、不要な気について述べられていたので、内容を参考に紹介させていただきたいと思います。 気には正気と邪気があります。 正気は日に日に歳とともに減っていき、邪気は増え…

腹式呼吸と胸式呼吸

生徒さんから呼吸についてよく尋ねられます。鼻から吸って鼻か口から吐いて自然な感じで呼吸するとよいですよ、とお答えしています。 腹式呼吸についてもよく質問されます。 新生児は腹式呼吸なので原始的な呼吸法といえます。人は生まれつき腹式呼吸できる…

立春

今日は二十四節気(太陽が地球を一周する日数を二十四等分し、それぞれの期間に名称を付けたもの)では立春に当たります。春の始まりであり、1年の始まりでもあります。 生き物が復活して育ったり、生れる時期です。 【初春の養生の3つの「早」】 1. 早めに…

陰陽五行と色

生徒さんから通っている医療気功治療家の素晴らしい先生がYouTube動画をアップしましたと教えていただきました。 「まなびば~東洋医学~」とういうチャンネルで前田哲男先生が東洋医学についてわかりやすく詳しく説明されていました。興味深かったものや紹…

陰陽五行と色

生徒さんから通っている医療気功治療家の素晴らしい先生がYouTube動画をアップしましたと教えていただきました。 「まなびば~東洋医学~」とういうチャンネルで前田哲男先生が東洋医学についてわかりやすく詳しく説明されていました。興味深かったものや紹…

練功中眠くなる時

練功を行っている時に眠くなってしまう方が時たまおられます。 それは特に練功初期は静かな環境で軽く瞼を落とし全身をリラックスすると思考活動が減少して脳の興奮性が弱まり睡眠の有利な条件をつくってしまうことがあるからだそうです。 睡眠は大脳皮質が…

練功する時間

北京体育大学 胡晓飞教授がWeChat(日本のLineアプリのようなもの)の康養学習群というグループの中で練功する最適な時間について話題が上っていましたのでシェアしたいと思います。 気功などの練習には気血の循環が最も活発な時に運動を行うと良い結果が得…

四神(ししん)

四神(ししん)は中国古代の神話に出てくる架空の霊獣で、青龍、朱雀、白虎、玄武(へびと亀を合わせたもの)の4つです。 東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武の四神と呼ばれ、五行説に照らし合わせて中央に麒麟 (黄竜)(身体は鹿、蹄は馬、尾は牛、額…

人生が激変する習慣

新しい年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 最近、テレビもコロナのニュースなどあまり魅力的な番組が見当たらないので、YouTubeをよく見るようになりました。その中で「1分で完了 やると人生激変しちゃう習慣3選」というものがあった…

一陽来復(いちようらいふく)

今日は冬至です。冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)」です。 北半球では冬至の日が1年で一番夜が長く、昼が短い日です。夜の陰の気が一番多く、冬至を境にまた陽の気が増えていきます。太陽の力も一番弱まった冬至の日から再び力が蘇り、冬が終わ…

八虚

北京体育大学 胡晓飞教授の導引康養研修オンライン講座で、「八虚」が取り上げられていました。 ≪黄帝内経 霊枢≫(紀元前200年頃~220年頃)の中で、 黄帝が岐伯に「人体には八虚がありますが、どの病気を診ることができるのですか」と尋ねました 岐伯は「五…

乾隆帝

北京体育大学 胡晓飞教授の導引康養研修オンライン講座で、乾隆帝について紹介されていました。 中国5000年の歴史の中で秦の始皇帝に始まり335名の皇帝の平均寿命が39歳と言われていますが、清朝の乾隆帝(1711~1799)は89歳という長寿の皇帝です。 多くの…

丹田

丹田は上丹田(眉間の間)、中丹田(胸の中央)、下丹田(おへその下辺り)の3つありますが、一般的に下丹田を指すことが多いです。 中国国際健身気功連合会、教育講習担当の張明亮老師のミニ講座で丹田についてのお話がありました。 丹田はへそであるとい…