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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

座りっぱなし


「五労」の中の「座りっぱなし」について調べていましたら、豊橋ハートセンターのコラム記事をみつけ、興味深かったので、ご紹介したいと思います。

 

日本は座る時間が1日平均8時間で20ヶ国中1番長い「座りっぱなし大国」とのことです。

 

1日9時間以上座っていると死亡リスクが跳ね上がり、オーストラリアの調査では1日4時間未満座っている人と比べると、11時間以上座っている人は死亡リスクが1.4倍になってしまうのだそうです。

 

米国の調査でも1日3時間以上座ってテレビを見る人は、それ以下の人よりも8年後の死亡リスクが2倍以上になるという報告をしています。

 

 

運動をしているかどうかにかかわらず、6時間以上座っている人は3時間未満の人に比べて死亡リスクが高くなっているという調査結果も出ています。

 

「座りっぱなし」が、なぜ死亡リスクにつながるのでしょうか?

 

ふくらはぎは第2の心臓、と言われるように、下肢の筋肉の収縮によって血流のポンプ機能が働き、循環を助けます。長時間座り続けていると、全身の筋肉の70%を占める下半身の筋肉が動かないため、血流や血中の脂質代謝が低下し、動脈硬化などの悪影響につながり、その結果、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、肥満、骨粗鬆症などのリスクが高まります。

 

極端な話、「座りっぱなし」でも貧乏ゆすりをするほうが健康上まし、と言われるほどじっと座っていることは健康に悪いそうです。

 

「座りっぱなし」にならないよう、デスクワークの時は1時間に1度は立ち上がる、テレビも見たい番組だけ見てCM中は立ち上がるなど対策案もたくさん紹介されていました。

 

デスクワーク中でもできる足の運動として厚生労働省が作成した「エコノミークラス症候群の予防のために」という足の運動も紹介されていました。

 

つま先やかかとの上げ下げは、導引養生功や健身気功の功法の中でも入っている動作ですね。

 

私もパソコンに向かっている時間が結構長い時があるので、今後気を付けたいと思います。