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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

任脈と督脈

任脈と督脈は奇経八脈に属しますが、独自のツボを持つので、12経脈と同じ分類に入れられ14経脈とも言われます。 任脈は身体の中心の前面を通り、陰脈の海と呼ばれています。、督脈は身体の中心の背面を通り、陽脈の海と呼ばれます。 身体を後ろに反らして体…

奇経八脈

「奇経八脈」には任脈・督脈・帯脈・陰維脈・陽維脈・陰蹻脈 (いんきょうみゃく) ・陽蹻脈 (ようきょうみゃく) ・衝脈・の八つがあります。 任脈と督脈は独自の経穴(ツボ)を持ちますが、他は経穴を持たないのでツボの無い経脈とも言われます。 「奇経八脈…

12経脈

経絡とは古代の中医学において、人体の中の気血の通り道として考えられたものです。 経脈は縦の脈、絡脈は横の脈のことです。経脈と絡脈を合わせて経絡です。 経脈には12の正経と8の奇経があります。 12経脈は陰陽に分類され、手と足それぞれに三陰三陽の…

怒目(中国語読み ヌームー)

「怒目」は怒ったように目を見開きます。目は肝に相応しますので、肝経を刺激し、肝臓の血液を充満させ、肝の気を疎通させます。 健身気功「八段錦」の第七式≪攢拳怒目増気力≫で行います。 中医学では、肝臓と胆のう、目、腱、爪が肝臓系を構成すると考えら…

握固(中国語読み ウオグー)

「握固」は親指を薬指の付け根において指4本を握るこぶしのことです。太極拳をしている方は親指が指4本の外側なので、違和感を持たれるかもしれません。 北京で講習を受けた時に、「握固」は生まれてきた赤ちゃんは親指を中にして手を握っているし、とても自…

開歩は左足から

太極拳、導引養生功、健身気功を行う時、最初に左足を横に開きます。なぜ左足なのでしょうか? 左は陽で、動は陽。右は陰で、静は陰です。 ですから、動の左足から開歩します。 全日本導引養生功連盟の佐藤省三理事長は肝臓は右側にあり左側の方が軽いので、…

かかと落とし

導引養生功「古導引八段錦」、健身気功「八段錦」の功法の最後第八式≪背後七顛百病消≫でかかと落としの動作を七回行います。 足を揃えて立ち、足首をくっつけて、頭の百会穴を上に引き上げるようにかかとを上げます。つま先は床をつかむようにします。そして…

つま先の上げ下げ

つま先を上げると足の裏を床に押し付けることになるので、足裏の湧泉穴を刺激し、腎臓を調整します。上げ過ぎて湧泉穴が床から浮いてしまわないように注意しましょう。 つま先を下ろして床を指でつかむようにすると脾臓を調整します。 導引養生功創始者の張…

七情

導引養生功や健身気功の八段錦に「五労七傷望後瞧」とういう動作がありますが、七傷とは「七情」を傷つけるということです。 「七情」とは、東洋医学では怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの情緒のことです。五 臓と深い関係があります。また気の動きにも関…