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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

2021-01-01から1年間の記事一覧

一陽来復(いちようらいふく)

今日は冬至です。冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)」です。 北半球では冬至の日が1年で一番夜が長く、昼が短い日です。夜の陰の気が一番多く、冬至を境にまた陽の気が増えていきます。太陽の力も一番弱まった冬至の日から再び力が蘇り、冬が終わ…

八虚

北京体育大学 胡晓飞教授の導引康養研修オンライン講座で、「八虚」が取り上げられていました。 ≪黄帝内経 霊枢≫(紀元前200年頃~220年頃)の中で、 黄帝が岐伯に「人体には八虚がありますが、どの病気を診ることができるのですか」と尋ねました 岐伯は「五…

乾隆帝

北京体育大学 胡晓飞教授の導引康養研修オンライン講座で、乾隆帝について紹介されていました。 中国5000年の歴史の中で秦の始皇帝に始まり335名の皇帝の平均寿命が39歳と言われていますが、清朝の乾隆帝(1711~1799)は89歳という長寿の皇帝です。 多くの…

丹田

丹田は上丹田(眉間の間)、中丹田(胸の中央)、下丹田(おへその下辺り)の3つありますが、一般的に下丹田を指すことが多いです。 中国国際健身気功連合会、教育講習担当の張明亮老師のミニ講座で丹田についてのお話がありました。 丹田はへそであるとい…

五臓と五液

中医学では 「肝」は泪(なみだ)、 「心」は汗、 「脾」は涎(よだれ)、 「肺」は涕(はなみず)、 「腎」は唾(だえき)に対応しています。 人体に異常があると五液にも影響が表れます。 泪は「肝」の液です。涙もろくなったり、涙がよく出るのは肝が弱っ…

顔色と五臓

中医学の五行学説で 「肝」は青 「心」は赤 「脾」は黄 「肺」は白 「腎」は黒に分類されます。 顔色が青い人は「肝」の機能に問題があるかもしれません。 「肝」は怒りと関係が深いのでキレやすかったり怒りっぽい傾向があり、そういう方は「肝」に注意して…

先天の気・後天の気

先天の気は父母から受け継いでいます。 生まれつき身体の弱い人、強い人がいると思います。両親の身体が弱い人は子供も体が弱い確率が高く、遺伝的要素を受け継いでいるからです。 自分で遺伝子を変えることはできませんが、身体を変えていくことはできます…

太極図

中国国内の研究基地に太陽暦広場があり、太陽暦 が観測されています。 太陽が12時20分ごろ毎日影を観測し、影の点を打って360日つなげると太極図になるそうです。 これは迷信ではなく太陽の軌道からできているのです。 「太陰太極図」「陰陽太極図」とも言い…

陰陽マーク

皆さん、陰陽マークを見たことがあるかと思いますが、1つの円の中に陰(黒い部分)と陽(白い部分)が描かれ、黒い部分には白い小さな〇があり、白い部分には小さな●があります。陰の中にも陽、陽の中にも陰があります。 陽が多くても陰が隠れて貯まってい…

鵲橋(ティーチャオ)

中国神話では旧暦7月7日の七夕に天の川に鵲(かささぎ)が群れになって橋をかけ、彦星と織姫が出会うことができます。その橋を鵲橋(ティーチャオ)と言い、後に男女を結ぶ良縁の事象を呼ぶようになったそうです。 気功の鵲橋(ティーチャオ)の言葉は多くの…

ツボの歌

中国には古くからツボの歌があります。 《四总穴歌》 “肚腹三里留, 腰背委中求, 头项寻列缺, 面口合谷收。” 《4つのツボの歌》 胃腸の調子が良くない時(胃が気持ち悪い、下痢をする、胃腸逆流食道炎、消化器系不良)は足三里のツボをマッサージし、 腰…

站樁功(たんとうこう)

足裏の湧泉穴と肩幅を同じ巾にしてつま先を前に向けて立ちます。 頭頂の百会穴の少し後ろにある後頂穴を持ち上げるようにします。 膝はつま先より前に出ないように注意します。 内股になると気血の上りに影響があるので、膝の外側にある陽陵泉穴を外に押し出…

あぐら

あぐらは、下半身が省エネになり、エネルギーが上半身、脳にたくさん行くようになります。 風邪の鼻づまりなどはあぐら30分で鼻が通るようになるそうです。 健身気功 馬王堆導引術の動画を表演され、上海体育大学の王震老師は37歳で初めてあぐらの座り方がで…