ツボの歌
中国には古くからツボの歌があります。
《四总穴歌》
“肚腹三里留,
腰背委中求,
头项寻列缺,
面口合谷收。”
《4つのツボの歌》
胃腸の調子が良くない時(胃が気持ち悪い、下痢をする、胃腸逆流食道炎、消化器系不良)は足三里のツボをマッサージし、
腰や背中が痛い時(坐骨神経痛、腰椎間板突出など)は委中のツボをマッサージする。
頭と首に問題(喘息、気管支炎、咽頭炎ほか)があれば列缺のツボをマッサージし、
顔面と口に問題がある時(脳卒中、顔面神経麻痺、歯が痛い、親しらずなど)は合谷のツボをマッサージする。
古代中国の鍼灸師の臨床経験の結晶であり、長い間人々の間で広く普及してきたそうです。
この歌は導引養生功の創始者である張広徳老師、長春中医薬大学の苏颖教授から教わりました。
現代版もあるようです
心胸取内关,
小腹三阴谋,
酸痛阿是穴,
急救刺水沟。
心胸部の不快感には内関穴、下腹部の痛みには三陰交穴、局所的な痛み(明らかな痛みのある部分)には阿是穴、応急処置には水沟穴(人中穴)を押す。
導引養生功や健身気功の功法にも様々なツボが出てきて、直接ツボを押さえたり、腕や身体を旋回させてツボを刺激し、健康づくりの大事な役割を果たしています。ツボも意識してさらに練功を重ねたいと思います。