歌訣 導引養生功
導引養生功の功法を行う時にはまず心身の準備をします。
并歩站立(ビンブーザンリー) 足をそろえて静かに立ち
周身放松(ソウシェンファンソン) 全身の力をゆるめ
気定神斂(チーディンシェンリエン) 穏やかな呼吸の中で心を清め
思想集中(スーシャンヂィーヂォン) 精神を統一し
怡燃自得(イーランズードァー) 諸々の雑念を捨て心の赴くままゆったりとし
そして動作が始まる前に男性も女性も左手を下、右手を上にして労宮のツボを丹田に重ね、歌訣を唱えます。
黙念練功口訣(モォニエンリエンゴンコウヂュエ) 練功の歌詞を暗唱する
夜闌人静万慮抛(イエランレンヂンワンリィパオ) 夜が更け人が深々と寝静まるころ、すべての雑念を捨て
意守丹田封七竅(イーソウダンティエンフォンチーチャオ) 丹田に心を集中し、目、耳、鼻、口の七つの穴を閉じ(調心)
呼吸徐緩搭鵲橋(フーシ―シュイホアンダ―チュエチャオ) 呼吸を徐々に緩やかに吸いながら舌先を上顎につけ、吐きながら舌先を下顎につけ(調息)
身軽如燕飄雲霄(シェンチンルーイェンピィアオユンシャオ) 身体は大空を飛び交う燕のように身軽になる(調身)
この歌訣を唱えることは、身体によい効能を及ぼすことが、導引養生功の創始者である張広徳老師の実験研究から証明されています。導引養生功の功法の多くの音楽にこの歌訣が入っているので、中国語ですが、なんとなく口ずさむようになりました。歌訣には三調も含まれて深い意味と効能があったのですね。