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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

鵲橋(ティーチャオ)

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中国神話では旧暦7月7日の七夕に天の川に鵲(かささぎ)が群れになって橋をかけ、彦星と織姫が出会うことができます。その橋を鵲橋(ティーチャオ)と言い、後に男女を結ぶ良縁の事象を呼ぶようになったそうです。

 

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気功の鵲橋(ティーチャオ)の言葉は多くの意味がありますが、主に舌を指します。

 

導引養生功創始者の張広徳老師は、「寧神練意調心功」第5式の≪引気任督≫で関元穴から会陰穴、尾ろ、背中の経絡を上り百会穴から下降し舌先の鵲橋(ティーチャオ)を伝って前面の経絡を下り、関元穴に戻る、と任脈と督脈をつなぐ橋のように鵲橋(ティーチャオ)が説明されています。

 

気功の勉強をしていると、ツボの名前がたくさん出てきて、難しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こういう話を調べるとロマンがあっていいですね。

 

因みに鵲(かささぎ)という鳥はカラス科に属しますが、しっぽが身体の半分以上ある美しい容姿です。中国語では「喜鵲」と書いて、喜びと良い兆しを表す幸運の鳥だそうですよ。

 

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