冬至
今日は冬至です。
最も日照時間が短く、夜が長い日です。でもこの日からだんだんと日照時間が長くなっていくので冬至は好き、という方もいらっしゃいました。
昨年、「一陽来復」(冬至の別名)でも冬至について紹介しておりますので、参考になさって下さい。
東洋医学では、「冬に精を隠さないと春に病暖となる」とされています。
冬に入ると、基本的にすべてが「休息と回復」の段階に入るので、春にウイルスや細菌などすべてが復活したときに、外邪の攻撃にうまく対処できるように、あらかじめエッセンスを育てておくのが自然な流れです。。
ですから、冬の間は、飲食を控えめにし、適度な運動をし、早寝遅起きをし、気を養い、精をつけることが大切なのです。
簡単に言えば、冬に「本質を隠さない」と、春に体調を崩しやすくなり、寒さや暑さなど、あらゆる「病と温度」が体内から出てきて、健康に影響を及ぼすということです。
春になると頭痛や風邪を引きやすくなる人が多いですが、冬に抵抗力を維持・強化することをしっかりやっておけば、春になって気温が上がっても、体の免疫力が強化されて基本的に風邪を引くことはありません。
腎は陰陽五行では黒色です。レンコン、干しシイタケ、黒木耳、海藻、黒豆、黒ゴマなど黒色の食べ物を摂るとよいそうです。
12月は寝る前に足をお湯に浸すと良いとのことです。陰白、太衝、太渓、湧泉など足首関節以下のツボを刺激するので、生命エネルギーを養い、腰や腱を強化し、内臓を整え、経絡の詰まりを取り除き、新陳代謝を促し、老化を遅らせることができます。
また、1日3分、親指で足の中心部を時計回りに100回マッサージするだけで、腎臓と腰が強化され、陽の気が育ちやすくなるそうです。
足の中心は、腎臓の経絡の最初のツボである「湧泉(ゆうせん」です。湧泉のツボを、足の中心が温かく感じる程度に押しましょう。
お風呂に浸かっている時などでもよいですね。湧泉は長寿のツボだと台湾の太極拳総会の理事長がおっしゃっていました。
ご自分の身体をケアしてあげましょう。
(百度、2022年全年健康養生月暦参照)