一陽来復(いちようらいふく)
今日は冬至です。冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)」です。
北半球では冬至の日が1年で一番夜が長く、昼が短い日です。夜の陰の気が一番多く、冬至を境にまた陽の気が増えていきます。太陽の力も一番弱まった冬至の日から再び力が蘇り、冬が終わって春が来ること、凶事の後に幸運が開けることなどの前向きな意味があるようです。
教室でも冬至の説明とこの言葉を紹介しましたら、ステキな言葉ですねとメモされたり、写真に撮られたり、お習字の題材にしようとおっしゃられる方などみなさん、興味深く聴いておられました。
余談ですが、寒い冬を乗り切るために、冬至の日に日本ではかぼちゃを食べて栄養をつけ、ゆず湯で身体を温める風習がありますが、台湾では湯圓(タンユェン)を食べます。丸い白玉のような団子で中にあんこやピーナツあんが入っていてとても美味しいです。
中国も湯圓(タンユェン)や水餃子を食べます。
ともあれ、世の中も「一陽来復」となりますように。