八虚
北京体育大学 胡晓飞教授の導引康養研修オンライン講座で、「八虚」が取り上げられていました。
≪黄帝内経 霊枢≫(紀元前200年頃~220年頃)の中で、
黄帝が岐伯に「人体には八虚がありますが、どの病気を診ることができるのですか」と尋ねました
岐伯は「五臓の病気を診ることができます」と答えました。
「八虚」は五臓が邪気を隠す場所で、両肘、両脇、両股関節、両膝裏の8か所の関節にあり、「虚」は虚陥、弱いところという意味があります。
肺と心の邪気は両肘に留まり、
肝の邪気は両脇に留まり
脾の邪気は両股関節に留まり、
腎の邪気は両膝裏に留まります。
八つの部位を叩いて、五臓を保健し、免疫力を増強して経絡を疎通する≪八虚拍打功≫を北京体育大学 胡晓飞教授が編集され、足踏みしながらリラックスして八つの部位を叩いている動画が一部公開されていました。
脇の下や脚の付け根などリンパが滞りやすいので軽く叩いたり、さすって流すと聞いたことがあります。詰まりがあるとセルライトができたり、身体が凝ったり、むくんだり、皮膚が乾燥したりすると現代の美容家ユーチューバーが言われていました。
「八虚」という言葉は初めて知りましたが、2000年以上前に「八虚」が記され、五臓との関係まで掴まれているなんてスゴイですね。