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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

腹式呼吸と胸式呼吸

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生徒さんから呼吸についてよく尋ねられます。鼻から吸って鼻か口から吐いて自然な感じで呼吸するとよいですよ、とお答えしています。

 

腹式呼吸についてもよく質問されます。

 

新生児は腹式呼吸なので原始的な呼吸法といえます。人は生まれつき腹式呼吸できるのですが、大人になると忘れてくるようですが大丈夫です。


初心者の方は、まず自然呼吸で気功を練功してください。功法の動作に慣れた後、徐々に「自然呼吸」から「腹式呼吸」に転換します。

息を吸う時、腹部が浮き上がり、息を吐く時、腹部が内に収まるのが順腹式呼吸、この逆が逆腹式呼吸です。

 

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腹式呼吸は肺が縦に拡張し、横膈筋の昇降を促します。

 

胸式呼吸は主に肋間筋によって呼吸を駆動し、しばしば肺の上半分の肺泡(肺の内部にある0.3ミリほどの小さな半球状の多数の袋)だけが働き、中下肺葉の肺泡は効果的に運動できません。体の血液循環と新陳代謝に影響し、臓器の酸素需要を満たしません。

胸式呼吸は肩が上がり、肺は側面に拡張し、呼吸は浅くて短いです。

 

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このため健身気功や導引養生功太極拳で「沉肩坠肘」(肩の力を抜いて沈め、肘を自然に落とす)を強調し、腹式呼吸が適しています。


足を肩幅に開き少し下に沈み両手をお腹の上に重ね、腹式呼吸の練習してみてください。

 

息を吸ってお腹が膨らみ、息を吐いてお腹がへこむのが順腹式呼吸

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息を吸ってお腹がへこみ、息を吐いてお腹が膨らむのが逆腹式呼吸です。

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どちらでも構いません。

腹部が突起する時、両手に少し力を入れて下圧すると、腹部の鼓動を感じられます。

初心者は毎分5-8回で、徐々に呼吸の間隔の時間を延長します。私たちの自律神経を調節し、血圧を下げることも期待できます。

息を吸い込む時、舌先を上顎の上部に軽く当て、肛門に持ち上げる意識で行い、息を吐く時、舌先が落ちて、お腹を緩めて肛門も緩めます。過程で唾液が生じた場合、ゆっくりと飲み込んでください。

練習者や体のニーズによって、呼吸方式、頻度、リズムも異なります。

第一の原則は、やはり快適さと自然に行うのがよいそうです。

腹式呼吸を練習し、養生の基礎を築きましょう!

(WeChat胡晓飞導引康養方参照)