邪気
YouTube動画まなびば~東洋医学~「邪正盛衰」で医療気功治療家の前田先生が必要な気、不要な気について述べられていたので、内容を参考に紹介させていただきたいと思います。
気には正気と邪気があります。
正気は日に日に歳とともに減っていき、邪気は増えていきます。
邪気によって病気がひきおこされ、邪気は100種類以上あるそうです。その中の幾つかをご紹介します。
【気毒】
気が正常でないと病気になります。
【血毒】
血が濁ったり、汚れ、血液が流れにくくなります。
お酒を飲みすぎたり、辛い物を食べ過ぎると血液の粘りがひどくなります。
【水毒】
リンパ液や筋肉内の循環の液、筋膜を支える液、細胞内の水分が濁ったり、流れが悪くなります。
水分の取り過ぎ、果物の食べ過ぎ、冷たいものを食べると水分過多になり、むくみが出ます。
≪風寒暑湿熱燥の邪気≫
【風邪】
強い風に当たるとリウマチ等が出たりします。
【寒邪】
水が冷たすぎると悪い刺激になり、冬に風邪をひきます。
【暑邪】
夏に暑すぎたり、熱症にあたり、下痢をおこしたり食欲を失い病気になります。
【湿邪】
湿気で身体が冷え病気になります。
薄着になり湿気で身体が冷えて侵襲刺激として身体に与えられてしまい、日本では6月に一番腰痛やぎっくり腰がおきるのだそうです。
【熱邪】
熱症にやられると下痢や食欲を失って病気になる。
【燥邪】
秋など汗をかき過ぎないようにします。乾燥すると胃液不足となります。
【食べ物の邪気】
正気を補うために必要なものですが、乳製品、辛い物など合わない人には邪気になってしまい、飲食で邪気を取り込むことがあるそうです。
早くわかる人は下痢、頭痛、肩こり、便秘など色々な症状が出てきます。このような副作用に気づかないでいると大きな病気を引き起こすこともあり、長期間にわたってどこかの臓器に負担をかけ続けると癌化したり慢性の病気で後戻りできにくくなるそうですので注意した方がよいですね。
【土地の邪気】
地球から出てきているマグマ、地中の岩石、土壌の構成要素によって出てくるエネルギーが違っていて、土地にあるエネルギー地場の邪気によって身体が曲がったり、調子が悪くなったり影響を及ぼします。
逆に住む環境を変える転地療法で皮膚炎、喘息など様々な病気が治ることもあります。
【想念の邪気】
生活の中で一番大きい邪気です。
「七情」(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の七つの情緒)のブログ記事でも、それぞれの情緒は五臓と深く関係があるので、過ぎたる感情は臓器を傷つけ、よくないと記しました。
人を恨んだり、根拠の無いことに腹を立てたり、自分に怒ったりすると想念の邪気となり各臓器に疾患を起こします。女性では想念が持続してあったり、同じ思いを常に持って固まった想念があると乳がんが発生しやすいそうです。
これらの邪気のほかにも、太陽光線は正しい気、必要な気ですが、当たり過ぎて皮膚炎を起こすと邪気になります。
正しいエネルギ―であっても過剰は邪気となってしまうのですね。
だんだん減っていくので常に補充していかないといけない正気と増えていくので捨てていかないといけない邪気、正気と邪気のバランスが良い時、健康な状態なのです。
少し意識して生活すると良いかもしれませんね。