練功中眠くなる時
練功を行っている時に眠くなってしまう方が時たまおられます。
それは特に練功初期は静かな環境で軽く瞼を落とし全身をリラックスすると思考活動が減少して脳の興奮性が弱まり睡眠の有利な条件をつくってしまうことがあるからだそうです。
睡眠は大脳皮質が抑制されますが、気功の意守入静(気功の鍛錬の過程で思想が静かで意識が集中し、身体と精神が静かな状態)は大脳皮質機能が興奮集中するので、全く異なります。
練功中に眠たい現象が出る原因として、2つ考えられるそうです。
1つは意志が集中できず、大脳皮質機能の興奮性がまだ向上していない場合。
2つ目は練功前の過度な疲労、無理な練習による場合があります。
眠気が出現した時は目を小さく開けたり、身体を何度か揺らして眠気を追い払い、元気を出して練功を続ければよいですが、再び眠気が出現して克服しにくい時は疲労過剰と関係があるかもしれないので、練習を停止してしっかり休養と睡眠を取り疲労を追い払った後、再度練功するのがよいそうです。
(WeChat胡晓飞教授康養学習群グループでの意見交換参照)