五労七傷
国際健身気功連合会のWeChatの健身気功小彩蛋の中で「五労七傷」のお話がありました。
「五労」は、心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓の五臓の過労を意味します。
中医学で「五労」は、見過ぎ、横たわり過ぎ、座り過ぎ、立ち過ぎ、歩き過ぎの5種類の過労を指します。≪黄帝内経 素問≫
長時間見ることは血を傷つけ、
長時間横たわることは気を傷つけ、
長時間座ることは筋肉を傷つけ、
長時間立つことは骨を傷つけ、
長時間歩くことは腱を傷つけます。
昨今、デスクワークなどで座りっぱなしは良くないのということが話題になりました。
また、健康のためにとたくさん歩き過ぎるのも体によくないのですね。
「七傷」は、「七情」のコラムでも書きましたが、
「七情」を傷つけるということです。
「七情」とは、東洋医学では怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の7つの情緒のことで、五臓と深い関係があります。
怒りすぎると肝臓を傷つけます。
喜びすぎると心臓を傷つけます。
思い悩みすぎると脾臓を傷つけます。
憂い(心配し)すぎると脾臓を傷つけます。
悲しみすぎると肺を傷つけます。
恐れすぎると腎臓を傷つけます。
驚きすぎると腎臓を傷つけます。
「五労七傷」は、人の身体が虚弱で病気が多いことを形容していて、生活習慣に全て関係しています。
もし、身体をよりよく保護されたいのでしたら、良い習慣を身につけなければならないとのことです。