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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

重陽節(ちょうようせつ)


10月4日(旧暦9月9日)は中国の「重陽節」(ちょうようせつ)です。

 


陰陽論で奇数は陽、偶数は陰です。

9月9日は一番大きな陽の数9が2つの重なり(重陽)、陽が強すぎて縁起が良くないとされ邪気払いしたそうですが、やがて吉祥の日となったそうです。

 

重陽節」の頃は菊が美しく咲く季節で、延寿と信じられていた菊の花を眺めたり、菊の花びらを浮かべたお酒を飲んだり、菊の花に綿を置いて、浸み込んだ露で身体を拭いたりしたそうです。とても風流ですね。

 

日本でも季節の花の「菊の節句」として江戸時代には広く親しまれたようですが、新暦へ変わって季節感が失われ「重陽節句」は薄れてきたみたいです。

「高貴」の花ことばをもつ菊の花は高い殺菌、解毒作用があるので、お刺身にもよく添えられています。冷酒に菊の花びらを浮かべて香りや彩りを楽しみながら、邪気払いし、健康長寿を願うのもよいですね。

 

 

お忙しいのに太極拳や中国の慣習など有益な情報を時々教えて下さる太極拳名家の大先生に感謝し、皆さんとも情報をシェアさせていただきました。