唾液
唾液は日本では行儀の悪いイメージですが、中国では「神の液」「玉泉」とも言われ、皆が平等に持っている宝であり、古代から健康保持によいとされています。
朝起きて口の中で舌を3回廻し、3回に分けて少しずつ飲みこむと良いそうです。
朝ではなくても、とにかく飲み下すことがとても大事です。
身体が丈夫になり、顔色がよくなり、美しくなります。
免疫力アップ、胃酸中和、血糖値を下げる、など身体の機能改善にとても良いそうです。
また、唾液の中にはいろいろな酵素などが入っています。
アミラーゼ(酵素)、ムチン(蛋白質)、ラクトフェリン(抗菌物質)、などの物質が含まれており、消化を助けたり、抗菌作用、虫歯予防、粘膜修復作用など体を健康な状態に保ってくれるように働いています。
日本では癌を防ぐ自然の「防癌剤」と唱えている学者もいるそうです。犬で実験を行い、沢山唾液を飲む犬は癌細胞が増えにくいそうです。
このように唾液はとても身体によい効能がありますが、年齢を重ねていきますと、だんだんと唾液が出にくくなります。
導引養生功の「5分間養生功」や「導引養生功12法」、「養生筑基功」、健身気功の「12段錦」では、下頬をふくらませたり、舌を口の中で回して唾液を出し飲み下す功法があります。「5分間養生功」は初めての方でも取り組みやすい功法なので、是非、体験していただきたいです。