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気功のはなし

気功を身近に取り入れましょう!

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普段、皆さんの舌先の位置はどこにありますか?上顎についているでしょうか?口の中の下側にあるでしょうか?後者は舌の筋力の低下により、最近「落ちベロ」(専門用語では「低位舌」)とも言われ、口呼吸となり、ほうれい線の出現、二十顎、肩こり、唾液不足による口臭、歯周病、虫歯などが発生し、健康にも美容にも良くないようです。一方、舌の先が上顎に触れていれば鼻呼吸となり、健康維持や顔のたるみも予防できて健康にも美容にも良いそうです。

 

東洋医学の観点では、舌先を上顎につけることによって身体の前面を流れる「任脈(にんみゃく)」と身体の後面を流れる「督脈(とくみゃく)」の2つの経脈をつなげ、気が身体を巡るようになります。

 

導引養生功の《寧神練意調心功》は心を整える調心の5分でできる功法ですが、最後の第五式「引気任督」で任脈と督脈をつなげる呼吸法が取り入れられています。

導引養生功の《養生筑基功》の第八式の「意行任督」でも任督二脈をつなげて全身に気血を巡らせます。気血の巡りが良くなると健康につながりますね。

皆さんも舌の位置を一度確認してみて下さい。


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