収功
練功を行った最後に整理体操のようなもの、「収功」を行います。巡らせた気を下丹田に戻します。
これを行わなければ農園などで一生懸命育ててできた果実を収穫しないことと同じだそうです。
中国国際健身気功連合会、教育講習担当で中医の張明亮老師からも「収功」のお話がありました。
気功の功法を行う前には準備体操が必要ですが、功法の後の「収功」も重要です。
「収功」には“叩歯”(歯を軽くかみ叩く)、“赤龍撹海”(口の中で舌を回す)、“鼓漱”(頬を何度も膨らます)、“吞津”(唾液を飲む)、“鳴天鼓”(頭の後ろでドラムのように鳴らす)、“全身拍打”(全身を軽く叩く)など28くらいあるそうです。
「収功」は気功の練習の状態から通常の状態にゆっくりと戻るために必要です。
「収功」は体力と免疫力を向上させるなどのプラスの効果を高めることと副作用の軽減の作用があります。
例えば、健身気功 八段錦の練習の後、足や膝が少し疲れていると感じます。特に動作をよく理解していない場合、 これらの反応が起こり、 あなたの体に悪影響を及ぼす可能性があるので排除します。
功法の練習だけでなく、その前後もとても重要な役割があるのです。
皆さんも「収功」を省略しないで行って下さい。