あいさつ 健身気功
健身気功の挨拶は体側にある腕が弧を描くようにおへその前で虎口(親指と人差し指の間)どうしを交差させて、おへその上に置き(女性は右手が下、男性は左手が下)、股関節から背中を丸めないように上体を前に倒してお辞儀をします。重ねる手は女性で言うと左手の少商のツボと右手の労宮のツボがおへその上で重なります。右手の親指は左手の合谷のツボの上にあります。
お辞儀は深くすればよいのではなく、30°上体を傾け、目線は前方下にします。
女性と男性では身体に触れる手が違うのは陰陽の関係からです。導引養生功でも功法の前と後に丹田で手を重ねて置きます。功法の後はやはり女性は右手が下、男性は左手が下です。健身気功の導引養生功12法の編纂者及び導引養生功の創始者である張広徳先生の説明によると、女性(陰)は生理学上、血(陰)を守らないといけないので、右手(陰)を丹田に置き、男性(陽)短気を起こしたり(?)して気(陽)を失うので、気を補って守らないといけないので左手(陽)を丹田に置くそうです。
あいさつにも深い意味があるのですね。