叩歯(こうし)
「叩歯」は中国の古代の養生法の1つです。
口を軽く閉じ、上下の歯をかみ合わせます。力を入れてはいけません。「叩歯」は歯を強くし、歯の疾病を予防します。そして唾液も増します。
健身気功 12段錦では中指で両耳の穴を押さえ、36回歯をかみ合わせます。
古代人は、健康な歯は健康な体につながり、健康な体は長寿につながると信じていました。
唐代の名医である孫思邈は“朝三百回”の叩歯を提唱しました。
明代の100歳の長寿の冷謙も長寿の秘訣は“歯は頻繁にかみ合わせるべきである”と主張したそうです。
「叩歯」はとても単純で簡単にできる健康法なので皆さんも日常に取り入れてみては如何でしょうか。